以前車を運転していたとき、一時停止の標識を守らず交差点に侵入してきた別の車に苛ついて「危ないな!」車中で不満げに呟いたら、助手席の妻から指摘されたこと。

 「歩行者が待っててくれてたよ」

 私は、マナー違反の車に対してカッとなり、危ない思いをしたうえに、数秒足止めを食らったことに、ひどく損した気持ちになっていました。もちろん歩行者のことなんて目に入っていません。
 その横で妻は、2台の車が交差点で鉢合わせしたことで、足を止めて交差点の手前で渡らずに待っててくれた歩行者の親切に感謝し、頭を下げていたのでした。

 「イライラすると、人から親切にされたことに気づけないよ。人生、損しちゃうよ」

 改めて考えると、なるほどと思いました。

 私の妻というのはかなり楽観的な性格で、私が息子の怠惰な受験生活に腹を立てれば「今日は日中塾で結構勉強してきたみたいだよ」と良い面を伝えてくるし、なかなか注文を取りに来ないくらい店員の少ない店に入って腹を立てれば「売り上げ予想に反して忙しくなっちゃったパターンじゃない?」と可能性を出してきて、よほどのことでもない限りは苛つくことなくケロッとしている。私とは同じものを見ていても、違うものを見ていると、そう感じることがよくあります。

 よく、「不幸続きだ」とか「なんで自分ばかりが」とか、自分の不運を恨む人がいます。恐らく私はそのタイプ。
 その本人から境遇を聞けば「そういう人もいるんだな」「大変だな、かわいそうだな」と共感したり同情したりもするものですが、もしかするとよくよく周りを注視して見渡せば、案外とその人に親切にしてくれている小さな幸せをただ単に見落としているだけ。そういうことが、かなりあるような気がします。
 それに気づかず、そして気づけないから感謝することさえもなければ、自ずとネガティブなスパイラルに陥ってしまうのは必然なのではないでしょうか。

 不幸せなのか。幸福なのか。
 他人から嫌な思いばかりを被る人。たくさん親切にされる人。

 人生の損得は、単に物事のとらえ方次第なのかも知れません。

結婚相談所センサーレのセンサーレとはイタリア語で仲人の意味です。『ただここにいる ただそれだけでいい』空気は目に見えませんが、なくてはならないものです。人生にもそんなパートナーが必要です。会員様にそんなパートナーにめぐりあえるお手伝いができれば、婚活のコーディネーターとして光栄です。


Tetsuo Tsujimura
info@sensale.jp

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です